ライン取り
★其の4★

まだ続くんかい( ̄▽ ̄;

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前回の其の1〜其の3までは、"ドライバーの意思とは関係無く、なすがままで走れ"と言って来ました。
今回は、"ライン取りの注意事項"みたいなコトを解説して行きます。

元々、ライン取りってのは、速く走る為の手段であって"ソコを通らなければならない"と、ライン取り自体が "目的"にならないようにしてください。
"速く走ってたら、結果的に通ってた"ってのがライン本来の姿なのです。

ライン取りには、"進入・旋回・立ち上がり"と、大きく分けて3つの項目に分けることができます。
この3つのうち、何か1つでも欠けると速いコーナーリングは出来ません。

つまり、進入や旋回スピードが高くても、立ち上がりでミスれば"全てが水の泡"ってコトになってしまいます。
勿論、立ち上がりが良くても旋回をミスったり、進入をミスれば同じように"トータル"で見れば、遅いコーナーリングとなってしまいます。

ライン取りは、進入・旋回・立ち上がりが"三位一体"となって、はじめて成功って言えるのですからね。
上記のコトを踏まえた上でラインを構築してください。


今から解説するコーナーは、ストレート・エンドの右(左)コーナーを例にして説明して行きます。
絵や動画で解説しても良いのですが、絵や動画だと読んでる人の"イメージ能力"が低下するので、あえて文字だけで説明します( ̄▽ ̄;

まぁ、ラインってのは"イメージできて、なんぼ"なので・・・
ちと脱線しますが、ぶんきちの場合ラインを探る時には、"イメージライン"てのを、コーナーを見て決めます。

後は、そのラインに載せて走って、操作に"ムリやムダ"の無いトコを探し出してます。
つまり、何本かのイメージラインを用意して、スムーズに走れるトコを探してるんですよ。

っで、何を基準にスムーズなのか? ってのを・・・って、前置きがなが〜〜〜い(^-^;


さ、さて・・・ラインを決める上で"何を重要視するか?"ってことをまず考えます。
上記で言ったように、進入・旋回・立ち上がりが三位一体にならないと意味が無いので、この3つを分けて説明します。

1度に、進入・旋回・立ち上がりを全部をこなそうとするとムリが生じて、何一つマトモにこなせないので、練習の際は1ヶづつ習得して行くようにしてください。

まず・・・コーナーリングで、やってはダメなコトって、解りますよね?
解ってますよね?(T_T)

進入では"行き過ぎない"。旋回では"抵抗を与えない"。立ち上がりでは"トラクションを 横に逃がさない"
まずは、この3つ"だけ"は、守って練習してください。

最初は遅くても良いですから、噛み締めるように上記の3点は意識的に行ってくださいね。
では、この3点を順を追って解説して行きますので、"場所とウデ"をわきまえて練習に励んでください。


【進入】

まずは、進入で行き過ぎないようにするには、"行き過ぎてみないと解らない"ってのが、現状です。
この練習は、サーキットのようなコースよりもジムカーナ場のパイロンコースや、駐車場などの方が安全に練習することができますよ。

やり方は簡単♪パイロンのような目印を置いて、"仮想コーナー"を設定します。
ソコを、死ぬ気で突っ込めば良いだけです。

そして、徐々に速度を落として、仮想コーナーを曲がれるようになれば、あとはコースで経験を積んでください。
イキナリ サーキットなどのコースで練習するよりも、短時間で進入時の感覚を得ることができますよ。


【旋回】

旋回中に抵抗を与えないってのは、"一度決めた蛇角量を切り足さない"ってことです。
これは、コーナーさえあればドコでだって練習できます。

速度なんて要りません。
むしろ、制限速度以下の方が"感覚"を掴み易いかもね。

コーナーに進入したら徐々にアクセルを開けて行き、蛇角はそのままでアクセルの"強弱"で曲がりをコントロールしてください。
前掻きなら引っ張り出すように、リア掻きなら押し出すようなイメージで・・・そんなに車速を上げなくても、実際に意識的にコントロールしてやればイメージできると思いますよ。

蛇角は一定のままで、踏力は"じわ〜"と踏んだり抜いたりして、曲がるようにしてみてください。
これは、旋回走行の基本的なアクセル操作なので、必ずマスターしてください。
アクセル操作は、0%→100%(100%→0%)のようなオン・オフでは無く"ミリ単位"のオン・オフでのコントロールですよ。


【立ち上がり】

トラクションを横に逃がさないってことは、駆動輪をスライドさせないってことです。
これは、上記のアクセル踏力と同じなので、とにかくアセって"雑"な操作にならないようにしてください。

っで、立ち上がりの場合は、1秒でも早くステアリングを"ゼロの位置"に戻せるようにしてください。
蛇角が当たってる状態での全開は、スライドを誘発させる原因にもなるので、なるべく早くステアリングを真っ直ぐできるようにしましょう。


さて、上記ではコーナーリングでの基本操作を紹介してますが、これこそがラインを構築する上で重要な事柄なのですよ。
闇雲にアウト・イン・アウトを貫いても、クリップの位置が違えばタイムロスになってしまいます。

なので、上記の基本を理解する必要があるのですよ。

アウトから進入するのは何の為か?クリップをドコにとるか?立ち上がりはドコにするか?
これらのコトは、基本を理解していなければカッコだけのアウト・イン・アウトになってしまい、結果的には遅いってことになり兼ねないので、基本をきっちりマスターしてくださいね。

ライン取りの基本は、"蛇角は少なく、1秒でも早く蛇角をゼロにできるポイントに立ち上がる"そうイメージしてやると、おのずとクリッピングポイントが 見えて来ます。
進入と立ち上がりのイメージが出来上がっていれば、クリップなんて考えなくても解って来るモンなんですよ。

っと、今回 長々と書きましたが、結局コレが言いたかっただけです( ̄▽ ̄;




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