トラブル
★エアコン編★

本当に壊れちゃいますよ

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最近の車では標準装備も珍しくないエアコンですが、意外とコンプレッサー内部構造は知られていません。
コンプレッサーの内部構造は、エンジンの縮小版・・・と言えば言い過ぎですが、それでもピストンあり バルブありと、レイアウトの違いはありますが、内部部品はエンジンのそれと、酷似しています。

夏は快適に、雨の日には除湿をしてくれるこんな便利なエアコンがなぜ、トラブルを引き起こすのでしょう?
普通に走っていれば、トラブルに見舞われることは、少ないと思います・・・真冬の高速道路で、エアコンを使用するとたまに、コンプレッサーが 凍り付いて、ぶっ壊れることはありますけど・・・

普通の走行では壊れ難い・・・と、言うことはスポーツ走行をすれば壊れると言うことです。
前述のように、コンプレッサーの内部には、ピストンやバルブエンジンの回転数と連動して回っています。

例えば、3速、5000rpmで走っているとします。コーナーが近づいて来たのでヒール&トゥーで2速にシフトダウン この時、ヒール&トゥーを失敗してしまいクラッチを繋いだとたん、6000rpmまで回転数が跳ね上がったら・・・
コンプレッサーの大きさは、バレーボールにも満たない大きさなのです。その中に入っているピストンやバルブの大きさなど、たかが知れています。 そんな、小さな部品に強烈な負荷を掛けてしまえば、ひとたまりもありません。
特に、バルブなどは意外なほど簡単に折れてしまいます。バルブが折れてしまえば、もはやエアコンとしての機能は皆無です。

シフトアップでも注意をしなければ、壊れます。
エアコンを掛けたまま、レブギリギリまで回転数を上げて、乱暴なクラッチミートなどしてしまえば、たちまち コンプレッサーに負荷が掛かってしまい、いとも簡単に、バルブが折れてしまいます。

このように、意外ともろいコンプレッサーを守る為にも、スポーツ走行中は窓を全開に して、走りましょう。
コンプレッサーに負荷が掛かるということは、エンジンにも少なからず負荷が掛かっていということを忘れないでください。たまたま壊れたのが部品強度の 弱い、コンプレッサーだっただけで、運が悪ければエンジンにもダメージを与えるかもしれませんよ。
事実、エアコンを掛けっぱなしで定常円旋回を繰り返し行っていて、エンジン不調を訴えたバカ野郎が、存在するのですから・・・




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