左右の重量バランス

最後の最後で気になります

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MR2のエンジンは極端に運転席側に寄っています。ちょっとがんばって走る位なら気にもなりませんが、 タイヤの限界付近では、右コーナーと左コーナーのリヤの踏ん張りが違ってきます。
特に、SW20とAW11のNAの左右の重量差が大きいので注意しましょう。AWのS/Cは助手席側に、インタークーラーが あるので、車重はNAより重たいのですが、左右の重量差は少ないので、コーナーリング時の違和感というものを殆ど感じないと思います。

AW(S/C)からSWに乗り換えて、ぶんきちも普通に走っている分には右コーナーだろうが左コーナーだろうが、違和感を持ったことが なかったのですがいざ、攻めてみると右コーナーで、できていたことが左コーナーで、できなかったりするので「ぶんきちって、やっぱり 左コーナーがヘタなのかなぁ?」と、悩んでいたのですが冷静にエンジン配置を考えたら・・・あたりまえのことに気が付きました。
まず、静止状態で考えてみると後ろ過重ですよね?さらに、エンジンが運転席側にあるということで、単純に右リヤタイヤに過重が集中してると 思われます。ここで、もっとあたりまえのことなのですが、運転席も右側にあるんですよね。ですから、MR2の右側は相当、重量物が 集中しているんですよ。

次に、車のコーナーリング姿勢を考えてみましょう。
右コーナーでは、車は左に傾き、左コーナーではもちろん、右に傾きます。これは、FFだろうが、ミッドシップであろうがコーナーリング姿勢は 変わりません。このことを踏まえて、MR2のコーナーリング中に何が起きているかを、説明します。

右コーナーは上記のように左に車が傾きます。ハードなブレーキングをすれば、軽い左リヤタイヤは若干浮き気味に なります。さらに振り子の原理で、リヤがフロントを追い越そうとします。これって、右コーナーでは簡単に起きます。
一方、左コーナーでは車が右に傾きますよね?右に傾くということは、リヤタイヤにエンジンの過重が集中するわけです。そうです、左コーナーを 曲がるときには、最大級のトラクションがリヤに掛かるのです。

極端な言い方をすれば、右コーナーではオーバーステアが強く、左コーナーではアンダーが強いということになります。これが、MR2が難しいと言う 要因なのかも知れないですね。

左右の重量バランスを調整するには、車高調で前後左右の車高バランスを換えることで可能です。ただし、ウエイトバランスを 測る為の機材が必要なので、素人には難しいでしょう。
車高調を入れても、重量バランスを調整できない場合はどうすれば良いと思います?実際、ぶんきちの住んでいる地方には、 そんな機材を備えたショップは、見当りません・・・って、まじめに探せばあるのかもしれないですけど・・・(^^;

基本的に、左右のコーナーで車の動きが違うってことは分かっているのだから、あとは運転手が左右での運転の仕方を変えれば良いだけなんですよ(^^;
パーツに頼ることなく、自分のウデでどうにかできるモノなら、自分でなんとかした方が良いと思いますよ。それが上達への近道でもあるんですよ。

オーバーの強い右コーナーでは、ステアリングを切るタイミングは、自分の思ってる所よりワンテンポ遅らすと良い感じで 曲がっていきます。アンダーが強ければ、その逆にワンテンポ早目に切るようにしましょう。
タイミングを遅らせたり、早目たりする練習は、イキナリ攻めるとヒドイ目に合うので、始めのうちは速度を落としてタイミングを 感覚に覚えてください。タイミングと感覚が一致するようになってから、速度を上げて行きましょう。イキナリ高い車速で突っ込むと ヒドイ目に合いますよ。ただでさえ、タイミングはシビアなんですから・・・




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