足回り

よ〜〜く考えよう

ホーム トップ 戻る 次へ


MR2の足回りをイジろうとした時に、問題になるのが車高です。
MR2は、デザイン重視の為、フロントのストロークがギリギリに設定されています。
確かに、ボンネットを低く構えた姿はカッコ良いのですが、ここまでボンネットを低く抑えるのであれば、 ダブルウィッシュボーンでないと、ストロークの確保が難しいのですが、悲しいかなMR2は前後ストラットなので 足回りの基本は、"いかにストロークを確保して車高を落とすか"が肝になってきます。

そこで、ショックアブソーバーを選択するわけですが、10万円以内で抑えたいのであればノーマル形状に なりますが、ノーマル形状を選択した場合、フロントの車高は10mm前後が限度だと思います。それ以上車高を下げると、ショックがまともに機能せず非常に危険です。

それ以上車高を、落としたいのであれば少々コストは掛かりますが車高調を入れるしか方法がないでしょう。
しかし、フロントの車高を下げてしまうとコーナリング中にショックがフルバンプしてしまい、コーナリング中にも関わらず フルバンプした途端、アンダーステアが発生してしまいます。この状況を緩和させるにはバンプラバーがキーになってきます。

このように、MR2の場合単純に足を換えれば良くなるということは、あり得ません。ノーマルの状態を、走り込んでから足の交換を考えても遅くないですよ。
現に、MR2の運転の仕方も確立できていない人が、わけの解らない足を組んでも、乗り難いだけでちっとも面白くない車に なってしまうかも知れませんよ。自分は、車をロールさせて曲がる乗り方をしているのに、ビタ一文、ロールしない足を組んでも面白くないでしょ?
そんな、ムダ遣いするよりも走り込んで、自分の不満な部分を補うようにすれば、自分好みの車ができあがるでしょう。

すでに、自分の走りが確立している人や目的が決まっている人は、ガマンしないでどんどんチューニングして行きましょう。

MR2は、非常に神経質な車なので、ヘタにイジると遅くなってしまいます。単純に「曲がり難いから・・・」と言って、 曲がり易い足にしてしまうと、コーナーでは、踏めない車になってしまいますし、そうかと言ってアンダー方向に振ってしまうと、 曲がる気のしない車になってしまいます。

要は、さじ加減なのですが、そのさじ加減を計るのがノーマルでの走り込みなのです。これができていないと、大枚はたいて乗り難い車を造ってしまいますよ。
お金を遣って、チューニングダウンしたんじゃ、意味無いでしょ?




ホーム
トップ
戻る
次へ




Copyright(C) 2002 by bunkichi All rights reserved.