荷重移動
★其の1★

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先日、アンケートにて「荷重移動のところが少し複雑で理解しづらいです・・・」なる意見を頂きました。
とりあえず、投稿者にとって"荷重移動の"何が"どう複雑で、"何が"難しいのか?"ってのが よく解らないので、何回かに分けて解説して行きます。

い、いや。。。決して思いつきで書いてるのでわ・・・( ̄▽ ̄;

まずは、"荷重移動って何よ?"ってのから・・・
今回は前後の荷重移動について解説して行きますね。

前後荷重を単純に言ってしまえば、"前荷重はフロント荷重で後ろ荷重はリア荷重"と表現します。
この両者を激しく意識しなければならないのがコーナーリングの一連の操作です。

コーナーで「曲がんねぇ〜!」とかコーナーの立ち上がりで「加速しねぇ〜!」と感じたコトは無いですか?
上記のようなコトが起きるのは、荷重移動を理解してなんじゃないかと・・・

っで、"そもそも荷重移動って何なのよ?"と・・・
加速や減速で起こる"挙動変化"を荷重移動と称して呼んでます。

例えば、電車の車内であなたは吊革を持って立ってるとします。
電車が発進すれば、不用意にカラダを進行方向の逆方向に向かってカラダを持って行かれる・・・そんな経験あるでしょ?

逆に減速時では、進行方向に向かってカラダを持って行かれる・・・この前後の動きが荷重移動と呼ばれるモノです。
っでこの前後の動きは、電車にも同じように起こってます。

っで、この荷重移動がなんで車の運転に必要なのか?って言うと、タイヤってのはある程度の"摩擦力"が無いと、本来の性能を発揮できないんですよ。
止まる時だって曲がる時だって加速する時だってこの摩擦力が適度にタイヤに掛かってないと、止まらなかったり曲がらなかったり加速しなかったり・・・と、不具合が発生するワケです。

タイヤへの摩擦力を得る手段が荷重移動になるんです。

特に止まる時なんかに摩擦力が発生してないと止まらないってのは解るでしょ?
凍結路なんかで、スタッドレス以外の夏用タイヤだと、止めようと思っても摩擦力が足りないから止まらないし曲がらないし加速しないでしょ?

凍結路ほどでも無いにしろ、ソレと同じようなコトがドライ路面にも起きちゃってるから止まらない・曲がらない・加速しないってコトになってしまうんですよ。

っで、"曲がる時にフロントタイヤに摩擦力を与えてやると曲がり易くなりますよ"ってコトで、フロントタイヤに荷重を載せてやるんですよ。
電車の例でもあるように、減速すればフロントタイヤに荷重が載りフロントタイヤに摩擦力が発生するのを利用して曲がってるんですよ。

まぁ、この説明で解らなかったら安全な場所で"フルブレーキ"を試してみてください。
速度なんて20km/h出てりゃ十分です。

ブレーキペダルを思いっきり踏み込んで(蹴っ飛ばす感じかな?)みると、フロントが目に見えるくらい沈みますから。
運転してて解らなかったら、友達にでもやってもらって横から見ればもっと解り易いかもね。

っあ、コーナーでの一連の操作の解説やってないや(^^;
次回のネタにしよう・・・( ̄▽ ̄;




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