LESSON 10
荷重コントロール
★其の3★

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前回、"荷重を掛け続ける"ってコトをやってもらいましたが 今回は、"掛け続けた荷重を抜く"ってコトをやって貰います。
っで、ただ荷重を抜くだけじゃぁ〜芸が無いので、荷重を抜く量をコントロールしてみましょう。

前々回で書いたように、ブレーキを踏めばどんな駆動系であろうと"フロントタイヤ"に荷重が載ります。
前進してる状態でブレーキイングした際、フロント荷重にならないでリア荷重になる場合 確実に壊れてますので修理してください( ̄▽ ̄;

荷重を掛け続けてる時にその荷重を抜く方法は、ブレーキペダルの踏力を緩めれば良いだけです。
その踏力を"任意"に調整して、荷重コントロールしてやるのが今回の目的です。

荷重を抜くって言っても、ブレーキペダルから完全に足を離すようなコトはしないでくださいね。

この練習は、"信号停車時"に行うのが良いですよ。
走行中、信号待ちを強いられた時 前回の要領で、一定荷重で減速し"停車寸前"に踏力を "スッ"と抜いてやれば良いです。

っと、文字で表現すると簡単そうですが、実際はかなり難しいです。
なんせ、目の前に他車が停まってる場合もあるんで・・・(^-^;

まぁ、最初のうちは目の前に、他車が居ない時 限定で練習してください。
ただでさえ、ブレーキング中にペダル踏力を緩めるって行為は、緊張を強いられるのに目の前に他車なんかが停まってた日にゃ〜( ̄▽ ̄;

っあ、歩行者が横断中の時も止めてくださいね(^^;
ブレーキング練習の場合、失敗すると"取り返しのつかない"状況に陥るコトの方が多いので、ムリしないでくださいね。

この荷重を抜くってコトが出来るようになると、どんな効能があるのか解かります?
一定ブレーキングで掛かってる荷重を抜くことで、同乗者に優しいドライバーに・・・いや、マジで( ̄▽ ̄;

同乗者にとって常に荷重が掛かったまま停まる、"カックンブレーキ"ほど、苦痛なモノはありません。
日常 車の運転をしているぶんきちでさえ苦痛なんですから、運転しない人にとっては地獄かも?

同乗者を酔わすドライバーの多くは、カックンブレーキだったりします。
同乗者が酔うのは、カックンブレーキだけでは無いですが、酔う原因のひとつってのは間違い無いです。

っあ、そ〜言えばもうひとつ効能があったよ〜な気が・・・
コーナーのアプローチで、"フロント荷重"にすることが・・・こっちがメインじゃねぇ〜のか?( ̄▽ ̄;

コーナーのアプローチでは、フロントに荷重が載ってないと車速が高い時は、車は曲がりません。
なので、車が曲がりはじめるまでは、荷重を掛け続けてる状態を維持しなければ、曲がらないし旋回速度を高くすることも出来ません。

通常ストレートから曲がりはじめるまでの間、"2種類"の踏力が必要になります。
1)全開走行から旋回スピードに減速する為の踏力(フルブレーキ)
2)曲がる為に必要な荷重を掛け続ける為の踏力(ブレーキ残し)

っで、今回のコンテンツは"2)曲がる為に必要な荷重を掛け続ける為の踏力"を、習得する為の練習です。
ブレーキングには、減速する為のブレーキと曲げる為のブレーキってのがあるんですよ。

コンテンツの冒頭には、"荷重を抜く"って書いてますが、この抜くって言うのがフルブレーキからブレーキ残しへの移行と考えてください。
現に、荷重を抜いてもブレーキペダルからは、足を離してるワケでは無いですからね(^^;

とりあえず今回は、ブレーキ残しとかは意識せずに、ブレーキングによって載った荷重を踏力を掛けたまま抜くってコトをやってください。
通常のブレーキングから、前回の"引きずるブレーキングに移行する"って方法で・・・

今回は、通常ブレーキングと引きずるブレーキングでは踏力を変えて行ってください。
解かってるとは思うケド、引きずるブレーキの時に踏力を緩めるんですよ( ̄▽ ̄;




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