ボディ補強

よ〜く考えて実行しましょう

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ボディ剛性を上げる為にボディ補強をするのですが、まずはボディ補強の種類を簡単に紹介します。

ボディ補強パーツで最もポピュラーなロールケージ(ロールバー)素人でも 簡単に取り付けられるストラットバー(タワーバー)経験と特殊工具の必要な スポット増しそして、最近話題のウレタン補強などがあります。

《ロールケージ》
ボディ補強と言って一番に思い浮かべるのがこのロールケージです。鉄のパイプを組み合わせて構成されているので 非常に重たくなってしまいます。ラリーやダートラなどでは、補強というよりも転倒したときの"ドライバーの保護 "が主な役割のようです。
実際問題、重量増の割にボディ剛性に関しては無いよりマシです・・・見栄えはレーシーで カッコ良いんですけどね。

《ストラットバー》
左右のアッパーマウントを繋いで、足回りの剛性を上げるパーツです。値段も手頃で、素人でも簡単に取り付けれる為、 "まずは、これから"て人も多いと思います。
よく、専門誌などでは『フロントにストラットバーを取り付けると、アンダーが強くなる』と 言われてますが、実際に取り付けてみても、素人レベルではよく解りません(^^;
しかし、左右をバーで繋いでいる訳ですから"剛性"という面においては、一役買っていると 思います。値段も安いですし、取り付けも簡単なので、買って損は無いと思いますよ。

《スポット増し》
市販状態では、プレス溶接の区間が非常に広くなっています。このプレス溶接とプレス溶接の間に さらにプレス溶接を加えて、剛性アップを図るものです。
これはもう競技車両の領域なので、競技を本格的にしない人は、やらない方が無難だと思いますよ。 スポット増しをしてしまえば、もう元に戻すことは、殆ど不可能なので競技車両を作成している信頼のおけるショップで行いましょう。
市販タイヤを履いて、一般道しか走らない人がスポット増しをしても、時間とお金を掛けたほどの意義はあまり無いと思いますよ。

《ウレタン補強》
ウレタン材を補強したい部分の内部に流し込み、流し込んだウレタンが固まることで剛性アップを図るものです。このウレタン補強の 最大のメリットは、重量増を抑えてウレタンを流し込むだけなので、手間も省けます。しかし、一端ウレタンを流し込んでしまえば 絶対に元に戻せないので、知識のあるショップで行うようにしましょう。

このように、数ある補強の中で自分に合ったものを選ぶわけですが、なぜ補強をしなければならないのか?補強すればどうなるか?本当に 補強しなければならないのか?を考えてみましょう。
どんな車でも、大なり小なりコーナリング中などではボディがひずみます。この余計な動きが予想外の挙動変動を生み出します。自分では普通に運転しているつもりでも、ギャップに乗ったり車がロールし過ぎることで、車が アンダーを出したりオーバーを出したりします。特に足を固めて超ハイグリップタイヤを履くと起こり易いような気がします。

そこで、補強を考える訳ですが、補強をやり過ぎてしまうと難しい車になってしまいます。補強をする前は コーナリング中、車はロールして車のボディがひずむことで曲がっていました。当然、ギャップを踏んだ時もボディが 吸収してくれることで、何事も無く走っていたのですが、補強することでボディへの逃げを制限(無くす?)してしまうことで、車の動きはシビアに なってしまいます。
サーキットのような、コースの設備が整っている所では問題は無いのですが、一般道のように荒れた路面を、そこそこの車速で走ろうとすると ギャップに乗った瞬間にどこに飛んで行くか解らないという状態に陥ってしまうかもしれません。

競技を本格的に行わない人は、そこそこの補強アップに止めておいた方が無難だと思いますよ。




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