左右の重量バランス
★補足★

詳しく解説します( ̄▽ ̄;

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ことの発端は、チャットで下記の意味が解らない。との質問を受け、チャットで説明したことを中心にもう少し詳しく解説します。


右コーナーは上記のように左に車が傾きます。ハードなブレーキングをすれば、軽い左リヤタイヤは若干浮き気味に なります。さらに振り子の原理で、リヤがフロントを追い越そうとします。これって、右コーナーでは簡単に起きます。



上の写真を観ていただければ解るよ〜に、SWのエンジンは"車の中心より右側"にあります。
ンで、赤丸部分にはタービン。青丸部分にはインタークーラーがあります。

さらに左右重量を比べてみると、"左リア325kg(327.5kg)・右リア361.5kg(382kg)"で左右で"36.5kg(54.5kg)"の 重量差があります。

さらに総重量で見ると、助手席側568kg(579.5kg)・運転席側583.5kg(619.5kg)と左右で15.5kg(40kg)の重量差になります。

総重量で見ると、意外と差が少ないなぁ〜(^^;
まずは、この左右の重量差を覚えておいてください。

注)ぶんきちのSWは軽量化してるので、重量数値はノーマル車両とは異なります。
カッコ内は、ぶんきちが乗った時の重量です。

っで、上の解説では右コーナーを例にして書いてますが、ちょっと省略し過ぎたみたいなので詳しく説明します。
かなり細かく噛み砕いて解説するので、読み難いけど許してね(^^;


3速で走るストレートから2速に落として曲がる右コーナーで説明します。

コーナーに進入する為に、フルブレーキングと同時に2速に落とします。
ここで、リアにエンジンを積まない車両は、左右のリアタイヤはほぼ均等に浮きます。

しかし左右重量の差が大きなMR2の場合、フルブレーキング時での左右のリアタイヤの浮き方が違います。
当然、軽い左リアは浮き易いですし、重い右リアは浮き難くなります。

っで、ブレーキを残しながら旋回体制に移るのですが、左リアより右リアの方が"接地面積"が大きい(右側が重い為)ので、 本来踏ん張らなくてはならない左リアの接地面積が足りず、オーバーステアが出易いってことになるんですよ。

アクセルを踏んでも"コンマ数秒差"で、右リアの方が早く接地してしまう場合があるので、ラフなアクセル操作はオーバーステアを助長してしまうことがあります。

"横G+左リアの接地不足"ってのが原因になってオーバーが出易くなります。
右コーナーだと左に横Gが掛かるので、左タイヤが接地してくれないと滑り易いんですよ。

っあ、"振り子の原理"って言葉は要らないな(^-^;


一方、左コーナーでは車が右に傾きますよね?右に傾くということは、リヤタイヤにエンジンの過重が集中するわけです。そうです、左コーナーを 曲がるときには、最大級のトラクションがリヤに掛かるのです。


さて、お次は左コーナーです。
上記した左右の重量差を見ていただければ、容易に想像は付くと思いますが・・・( ̄▽ ̄;

左コーナーの場合、リア荷重にすれば、簡単に右リアタイヤが先に接地するので"トラクションが掛かり易い=アンダーが強い"ってことになります。
ただ、アンダーが出たからと言って、舵角を多くしてアクセルなんか抜いた日にゃ〜、重たいモノがある方向に横Gが掛かってるから、たちまちスピンしちゃいますよ(^^;


っとまぁ、さらっと解説しましたが、解りました?(^^;
前回、上記の説明を省いたのは「MR2を乗ってりゃ、これくらい解るだろう」ってコトで省きました( ̄▽ ̄;

まぁ、質問して来た人がNA乗りだったんで、もう少し感覚的にはズレがあるかな?
NAは、意外とバランスが良いから、上記みたいに極端に挙動変化は無いかも知れないので気が付かないかもね(^^;




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