トラクション・アンダー

出すのはあなた自身ですよ♪

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MR2の最大の特性である"トラクションの高さ"を 有効に使わない手は無いですよね?
そのトラクションを活かすって言っても、立ち上がりでアクセルを踏んでりゃ良いってモンではありません。

このトラクションの高さが仇になり、MR2と言う車を難しいモノにしているのも事実です。
その一つに"トラクション・アンダー(俗にプッシング・アンダーと呼ばれています)"があり これを、出すも出さないのもドライバー次第の要因が大きいので、今回はトラクション・アンダーが出る状況と、その対策を解説していきますね。

AW11やSW20NA(1型〜3型)のようにデフフリーでは、トラクション・アンダーが出難い・・・っと、言っても駆動輪に重量物が あることには間違いないので、アクセルワーク次第では容易にトラクション・アンダーを誘発させてしまいます。
同じようにSW20ターボ(2型〜5型)までに標準で入っている、"ビスカスカップリングL.S.D (通称:ビスカス)"も、お世辞にもトラクションを活かせれるタイプのデフでは無いのですが、それでもデフフリーより強烈なトラクション・アンダーが 出てしまいます。

メカデフを入れてたらドライバーの力量が問われます。
アクセルワークが出来ていなければ、アンダーしかでない・・・ってことも珍しくありません。

フロントが軽く駆動輪のあるリアが重たいMR2では、プッシング・アンダーの症状がしばしば出てしまいます。

このトラクション・アンダーは、同じリア駆動であるFRにも起こり得る症状なのですが、ミッドシップカーやRRに比べれば エンジンが舵輪に載ってる分、そこまで神経質になる必要は無いです。
っと、話はそれましたがこの"舵輪"に何も積んでいないMR2は、後ろからの 強烈な"押し出し(プッシング)"によって、前輪の舵角グリップが足りなくなる状態です。

これは、デフ(ビスカス&メカデフ)が入っている車の方が強く感じると思います。
勿論、デフフリーでも少なからずとも影響を受けています。

トラクション・アンダーを出さないようにするには、フロントに十分な荷重を載せておく必要があるのですが、ショックがヘタった車などでは バネの反発でノーズが浮き易く、ブレーキペダルから足を離した瞬間に"ヒョコ"と荷重が抜けてしまい、フロントが逃げ易くなってしまいます。
そんな車の場合は、ブレーキ残しで向きを変えてしまうか、舵が効く車速まで落とす必要が・・・

では、まともな足なら・・・
"スローイン・ファーストアウト"を基本として、アプローチしてください。

旋回中は、アクセルは踏む込みもしない&抜きもしない状態(パーシャル)で、横Gが消えるまで耐えてください。
ノーズが立ち上がり方向に向いたら、アクセルを徐々に踏み込んで前後タイヤのグリップと相談しながら立ち上がれば良いと思います。

MR2の場合、立ち上がりでも油断すればトラクション・アンダーが出てしまいますので、最後まで気を抜かないようにしてください。
特に、メカデフの入っている場合はトラクション・アンダーの出る確率が高いので要注意ですよ。

最後に・・・
もしトラクション・アンダーを出してしまったら・・・ぶんきちの対処法を( ̄▽ ̄;

トラクション・アンダーを感じたら、迷わずアクセルオフ・・・いや、まぢで(^^;
ンで、すかさずアクセルオン・・・これを繰り返します。

つまり、"タックイン""パワーオーバー"を、自ら出しに行きます。
ただ、アクセルオンを躊躇すればアンダーを助長しますし、逆に踏み過ぎると超オーバーステアになるのでコース幅に余裕がある所で試してください。

トラクション・アンダーは、MR2では切っても切れないモノです。
出さないことも重要ですが、出してからの対処も出来るようになってくださいね♪




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