弱点？

それを補うのは・・・

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ＳＷ２０という車は、弱点のカタマリみたいな車です。「イキナリ何を言い出すんだ！？」って 言われそうですが、これはまぎれも無い"現実"です。 重量バランス１つ見ても、ＳＴ２０５を前後反対にしたようなモノなので"超リアヘビー"です。 タイヤも２４５馬力を二輪で受け止めるには、細過ぎます。 足回りなども中途半端で、サーキット走行などで"ロールオーバー"が出てしまい、旋回スピードを稼げません。 そのクセ、公道走行ではヘンな突き上げ感があるモンだから、旋回中にギャップを拾うと"どこに飛んで行くか解らない"って 状態に陥ってしまいます。 ミッドシップ特有の初期回頭性は良いものの、トラクションが高過ぎて"ノーズがインに向いてからのアンダー"に 悩まされることになります。 あと、エンジン搭載位置が高いってのもありますが、この辺はどうにもならないのでココでは置いておきます＞仕方ないじゃん(^^； エンジン繋がりで、"エンジンマウントが柔らか過ぎ"ってのがあります。ノーマルのマウントは、振動を考えてなのか、かなり柔らかいです。 横Ｇが掛かっている時に、シフトが入り難かったりします。これは、強化マウントで補うことができますが、全部を交換する必要は無いらしいです。 エンジンマウントは、前後・左右にありますが、前後のマウントのみの交換でシフトが入り難いというトラブルは、解消するとのことです。 っあ、マウントの素材は"強化ゴム"と"樹脂"がありますが、街乗りとかを考えると強化ゴムの方が良いですよ。 樹脂のマウントにしちゃうと、エンジンの振動をモロに拾うので車内がウルサクなって、会話が出来なくなるかも？ 次に、コーナーリング中の"横Ｇ"を必要以上に溜め過ぎると、オーバーが容易に出てしまうのもＳＷの特徴です。 一応、理屈では重たいモノが慣性力によって横移動する場合、遅いハズなんですがＳＷの"それ"は、ムチ打ちすんじゃないかと・・・(￣▽￣； あと、ミッドシップのクセにコーナーリングがニガテだったり・・・(￣▽￣； 中高速コーナーではオーバーがでるし、低速コーナーではアンダーが・・・どうすりゃ良いの？(泣 っで、これらをチューニングやドラテクによって補って行くのですが・・・ ＳＷの場合って言うか、ＭＲ２全体に言えることなんですけど、チューニングで補える部分って非常に少ないです。 例えば、低速コーナーにセットアップして行くと、小さいコーナーなどでは旋回スピードを稼げるものの、何も考えず中高速コーナーに入って行くとオーバーが強過ぎて旋回スピードを稼ぐことが 困難になってしまいます。 そこで、ドライバーがオーバーな車をアンダー気味にして、旋回スピードを稼がないと速く走ることは難しいのです。 これは、その他の駆動系にも同じ症状が出るのですがＭＲ２の場合、特に酷く感じるのです。 その為、オーバー気味のＳＷでは中高速コーナーで"神経を擦り減らし"。アンダー気味なＳＷは、低速コーナーで"いかに、ラインに 載せて向けれるか？"を、ドラテクで調整しなければならないのです。 「オーバーが出て困る」って人はアンダー方向に「アンダーが・・・」って人はオーバー方向に・・・はじめのうちは こんな決め方でも構わないと思いますよ。 慣れて来ると、また走りが変わるのでその時にセッティングを変えましょう。 タイヤの太さとか、足周りとかは"走りのスタイル"が決まるまでは、イジらない方が良いカモ？ すでにタイヤや足をイジっている人は、その状態のまま走りのスタイルを決めることになるので、少々時間は掛かりますが気長に自分なりの走りをみつけてください。 ＳＷって、ブレーキバランス１つで車の素性が変わってしまう程、神経質な車です。 セットアップを見誤ると、とんでもなく乗り難い車になってしまいチューニングを施したにも関わらず、遅くなるってことも珍しくありません。 なので、安易なチューニングは避け車の弱点を見出してから、それをドラテクで補えるようになってからイジるようにしてください。 どんなにチューニングで弱点を補っても、ドライバーがそのチューニングと"一体"になることが出来なければ、速く走れることなんか "夢のまた夢"ですよ。チューニングを活かすのはドライバーしか居ないんですから・・・

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