荷重移動
★其の2★

こんな感じで行われています

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車を走らす上で、切っても切れない荷重移動。アクセルを踏んでも抜いても、ブレーキを踏んでもハンドルを切る時でさえ 荷重移動が行われているのです。
よく「コーナリング中にはブレーキを残し・・・」なんて言ってますけど、本当のところ 荷重移動としてはどのように行われているのでしょう?図1

<図1>

ブレーキを残すと上図のような感じになり、前輪2本に荷重が掛かります。もちろんアクセルを抜いた時にも同じようにフロントに 荷重が掛かるのですが、上図のフロントタイヤの半分位しか荷重は掛からないようです。

では、フルブレーキをするとどうなると思います?図2

<図2> 注:青い部分は荷重が抜けているところです。

みなさんの、ご想像通りこうなります(^^;
この状態では、ステアリングを切っても"反応"は遅いので注意してください。

じゃぁ、反対にフル加速するとどうなるでしょう?図3

<図3>

上図のようなことは、FFにも当然起こります。ね、"FFは加速が苦手って"いうのが なんとなく解るでしょ?
ちなみに、ミッドシップとRRはこうなります。図4

<図4>

<図3><図4>は、走行中にも起こりますので注意しましょう。特にフロントにほとんど何も載っていないミッドシップやRRでは 舵がまったく効かなくなることがあるので、気を付けてください。

次に、走行中に何も考えずにステアリングを右に切るとこうなります。図5

<図5>

フロントの左に荷重が集中し、右のリヤタイヤの荷重は抜けてしまいます。トレッド(幅)の狭い車は、急激なステア操作を行うと(ここでは) 右リヤが浮いてしまう可能性があるので注意しましょう。

右に旋回するとこうなります。図6

<図6>

実際は、上図のように左タイヤに荷重や横Gが集中することはまれですが、解り易いように極端に表現してみました。
この状況で、ステアリングをさらに切り込めばさらに左フロントに"負担"を掛けてしまいます。

最後に、ドリフト中はこんな感じですかね?図7

<図7> 注:ピンクの部分は若干グリップしている状態です。

走行中に荷重の掛かる位置を把握していれば、少々突っ込み過ぎてもリカバリーができると思いますので、練習走行の際は、荷重を意識して 走るようにしてみましょう。
練習での反復練習を続けていれば、本番でミスっても体が勝手に動いてリカバリーを自然に行えるようになりますよ。




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