なぜ遅い?

遅いのには理由があります

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前回、足回りのチューニング"ストロークの無い足は曲がらないし遅いよ"と書きましたが、なぜ曲がらない(遅い)のでしょう?
前回、紹介したようにストロークがないとブレーキングでバネやショックアブソーバーが、ノーマルやストロークの有る足に比べて 比較的早い時期に"動きが止まって"しまいます。

ストローク不足

当たり前の話しですが、図のように足が"フルバンプ"してしまうと、これ以上 車は沈みません。
・・・っで、車が沈むことを終了して次に行うことは"タイヤを止めようと"します。
これは、ストロークの有る足でも同じことが起きます。

ただ、違うのはタイヤを止めようとする"場所"が変わって来ます。
当然、同じ踏力でフルバンプしてしまうストロークの足りない足回りでは、早目にタイヤを止めようとするんですよ。

ここまで違う?

"赤いライン"がストロークの足りない車のブレーキポイントで"青いライン"が ストロークの有る車のブレーキポイントです。

ストロークの足りない足回りの車が、ストロークの有る車と同じ速度(60Km)でコーナーを曲がろうとしたら、遥か手前からブレーキングを開始して タイヤを止めないようにコントロールしないとアンダーが出易くなってしまいます。
このたった数メートルの20Kmの差が、立ち上がり時には大きな差となって現れてしまいます。

ね、ブレーキポイントが早いということは、それだけアプローチスピードを上げられないからコーナーリングスピードは同じでも 立ち上がりで負けてしまうんですよ。

まぁ、打開策として"超、ハイグリップ"のタイヤを履くというテもありますが、相手も同じように 超、ハイグリップタイヤを履いてしまえばお手上げです。
足回りのチューニングって"最低限"これくらいのことは考えてくださいね。

ここでの話しは、あくまで最低限なんですから・・・
ここから先は、"履いているタイヤ・デフ・アライメント・ドライビングスタイル・走るステージ"までを考慮に入れて、足を選択します。

まぁ、ここまで考えて足を組んでもなかなか決まらないから、足回りって難しいんですよね(^-^;




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