挙動変化

挙動変化が起きる要因です

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挙動変化には、大きく分けて2種類あります。
それは、アンダーステアとオーバーステアがあり、これらが事故の原因の場合もあります。

挙動変化が起こる要因はドライバーの操作だったり、路面状況だったり、 "車本来の特性"だったりと様々なことが考えられます。
なので、「オレ(わたし)は、公道ではスピードを出さないから無関係」とは、一概に言えないのです。

今回は、"挙動変化がどんな状況で起こり得るのか?"を紹介して行きます。
なお、挙動変化が起こる要因は、なにか1つの事柄のみが作用して起きるとは限らず、様々な要因の組み合わせで起こるモノだと認識してください。

【ドライバー】

ドライバーが起こす挙動変化は、スピードの出し過ぎによるモノがダントツです。
"スピードを出さなければ事故らない"なんて呆けたコトを言うつもりはありませんが、スピード超過は 大きな要因のひとつです。
スピード出せば当然、挙動は乱れ易くなるので細心の注意が必要です。

もう1つは、"急"の付く操作です。
代表的なものは、急ハンドル・急ブレーキが挙げられます。
急な操作を行うと、路面状況や車の仕様によっては急激な挙動変化を誘発させる要因にもなりかねないので、無用な急の付く操作は控えましょう。

【路面状況】

路面状況で挙動変化が起こる要因は、雨とか雪ですね。
雪が積もったり路面が凍結してれば、みんなこれ以上無いほど慎重に走っているようですが・・・

ウエット路面では、ドライと変わらない操作で運転しているドライバーが多いように思えます。
特に雨の降りはじめは危険で、路面内にある砂や油が路面上に雨によって浮き出される為、非常に滑り易くなります。
雨が降り続けることによって、最終的に砂や油は流されて行くのですが・・・

【車の特性】

車の特性って言ってもそれは、車本来の特性だったり仕様だったりします。
車本来の特性で言えば、"フロントヘビー(重量バランスが激しくフロント寄り)"な車では、アンダーステア (曲がらない)が出易いです。

フロントヘビーな車は、大排気量車やFF車に多く存在し、直進安定性は高いもののコーナーなどでは曲がり難い傾向があります。
ウエット路面などでの雑な操作は、即アンダー・・・なんてことは珍しくありません。
逆にリアヘビー車も、フロントが軽過ぎてアンダーが出るってこともありますが・・・

車の仕様でもっとも挙動変化を誘発させるのは、タイヤと足回りです。
タイヤが擦り減っていれば、ウエット路面はもちろんのことドライ路面でも滑り易くなります。

フロントタイヤが減ってればアンダーに、リアタイヤが減っていればオーバーになり易いので、タイヤ管理は重要です。
っで、タイヤには経年劣化というモノがあって、溝があるからと言って3年も5年も経過したタイヤでは、本来の性能を発揮してくれないので "溝があるから安心♪"って考えは止めた方が良いですよ。

足回りで問題なのは、"車高を下げただけ"のローダウン仕様車です。
ショックアブソーバには有効ストロークと言うモノがあって、その有効ストロークを無視したローダウンは"曲がらん・止まらん"と最悪です。

上記のことから挙動変化を出さないコツは、"急な操作をしない・路面状況を把握する・車の特性を理解し、メンテを怠らない・車造りは慎重に・・・"が 最低限の条件です。
これらに気を付けていても挙動変化が起きるときは起きるので、注意を怠らないようにしましょうね♪




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