突っ込み重視

NAの独壇場?

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突っ込み重視と言えば、NAの独壇場のように思えますがターボでも突っ込み重視は可能です。
ただ、ターボ車の場合、車重がそれなりにあるのであまりムチャな突っ込みをすると、いつまで経っても過給が掛けれなくなって意味が無くなったりします。

ではなぜ突っ込み重視は、NA車に有利に働くのでしょう?
NA車のエンジン特性として、アクセルのオン・オフにリニアに対応してくれるので極端な話、行き過ぎてもリカバリーが容易に出来るのです。

これをターボ車に置き換えてみると、いつまで経ってもアクセルを踏めない状態を、自ら作り出す行為はエンジン特性上、美味しく無いんですよ。
ターボ車は、過給が掛かってくれないと本来の走りが出来ないってことになってしまいます。

例えば、身近な例としてMR2にはターボとNAが存在します。
1型クンのSWはNAで、総重量は1290kg。ぶんきちのSWは3型ターボ(GT)で総重量1370kgあります。

単純計算で、1型NAと3型ターボの総重量差は"80kg"あります。
ぶんきちのSWは、軽量化を施しているのでもう少し重量差は少ないですが・・・それでも50kg以上はあるんじゃないですかね?

っで、この50kg以上の差を埋める為に、ターボ車ではターボの特性を活かしNAはNAの利点を活かすことが重要になるワケです。
いくらターボ車が"立ち上がり重視"と言っても、進入をおろそかにしてしまえば、NA車に簡単に追い付かれます。

勿論、NA車も突っ込み重視と言って、立ちをおろそかにするのも美味しく無い結果になってしまいます。
この感覚を養うには"行き過ぎ"なければ、解らない領域なのです。

"ぶんきち動画"でしばしば観られる、1コーナーコントロール不能状態って結構、重要なことなのですよ。
ぶんきちの場合、経験しないとサジ加減が解らないので、少々危険とも思える突っ込みをしていますが・・・

では、NA車の場合はどうするか?
基本的に、NA車も同じでとりあえずは行き過ぎてみた方が、感覚を掴み易いと思います。

ただ、行き過ぎるのはクローズド・コース・・・それもエスケープゾーンが十分取れるトコで行ってください。
エスケープゾーンが極端に狭い(無い)コースでは、たとえクローズドでも危険ですよ。

ぶんきちの突っ込み方は、ブレーキングポイントは基本的に変わりません。
ただ、"制動力"が極端に甘いです。

制動力が弱いので、結果的に突っ込み過ぎになり本気でコントロール不能になることも・・・(^^;
ターボ車の場合、アクセルをイッキに踏めなければ過給を掛けれないので、結果的に立ちで遅くなってしまいます。

ここで、車重の違いがネックとなり245psのターボ車が165psのNAに立ち上がり勝負に負けるってことは、珍しくありません。
事実、1型NAに5型ターボが追い回されてましたからね( ̄▽ ̄;

軽量コンパクトなNA車を相手に、ストレートの短いコースで勝負をするなら、突っ込みを捨てるワケにはいかなくなるんですよ。
立ちで過給をいち早く掛ける為の、立ち上がり重視のラインを取りながら、突っ込みも負けないくらいギリギリで行かないと、たとえ280psの四駆であろうと NA車をぶっちぎるっていうのは困難なことなのです。

勿論、NA車も突っ込みのみを考えて走っていたんじゃ、ハイパワーなターボ車に追い付くことは難しいです。
立ちでいかにアクセルを全開に出来るか?を考えていないと、軽量コンパクトの利点を活かす事無く、ぶっちぎられて「あれは、車が速いんだ」 なんて、アホな事を言うようになりますよ。

ラインの見極め方法は簡単で、数多く走り込めば自然と身に付くものです。
ただし、同じラインを同じように"機械的"に走っても意味がありません。

イロイロなパターンを試してみて、よりベストなラインを模索しなければ、そのコースでは通用しても遠征などで他所様のコースを走るとメロメロってことになるので注意してくださいね。
サーキットなどのラインは、間違い無く"1本"しか無いのですが、ウエットもあれば路面温度の違いなどで、やむなくラインを替えなければならない 状況があるハズです。

臨機応変な対応が出来なければ、それこそ"お山の大将"になっちゃいますよ。
オレ(わたし)の車はターボ(NA)車だから・・・」って言ってないで、突っ込み重視でコースを攻めてみてください。

もしかしたら、"新境地"が開けるカモね♪
現に、1型クンも他所様のコースを短時間で、ベストタイムを出せるようになってますからね>まだ、走りはじめて半年の初心者のハズなんですけど・・・ぶんきちも追い越される日は近い?( ̄▽ ̄;




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