ウエット路面

冷静に・・・ね♪

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一般的に"ウエット路面=滑り易い"と言われてますよね?
こんな常識的なことも車を運転してると忘れちゃうのか、結構な車速で突っ込んでそのままコースアウトして行く人が後を経たないのはなぜでしょう?

まず、ウエット路面で"自分の思い描くライン"を取れない人は、一生懸命走るのを止めましょう。
車の特性を知らなければ速く走れないように、路面の特性も理解してやらないと危険なだけで時間ばかりを浪費してしまいますよ。

ウエット路面の特性は・・・
"滑り易い?ブレーキングorステアリング・アクセルワークがシビア?"なんてことが考えられますよね?

これらの要因を一言で言ってしまえば、ウエット路面は"限界が低い"ってことですよね?
そんなことは、誰もが知っていることなのに・・・

限界の低いウエット路面を走る場合は、"全ての"対応"をいかに早く確実にできるか?" で決まります。
次に、操作スピード・量などにも注意を払わなくてはなりません。

操作スピードと操作量は、単品で行うものではなくスピードと量が"リンク"しなければ、効果の薄いものになってしまいます。
では、これからウエット路面での"傾向と対策"を紹介して行きます。

まずは、ブレーキングから・・・
ドライ路面でのブレーキロックの練習をしている人は居ても、ウエット路面でのブレーキロックを練習している人は少ないと思います。

練習方法は、ドライと一緒です。ただ路面がウエットなだけです。
1つ違うことは、タイヤをロックさせてもタイヤが鳴かないってことです。

ウエットロックの練習では、"五感"を研ぎ澄ましてください。
ロックした瞬間、"前後G"が抜け・・・それまでの減速感が抜けるって感じかな?"グググッ"と 効いていた減速感が抜けて"ツゥーッ"と、加速(?)がはじまるような感じです>解り難い?(^^;

慣れてくるとペダルタッチでロックを感じることができるようになりますよ。
"ブレーキペダルをどこまで踏めばロックするのか?"さえ理解してしまえば、コーナーリングの進入を恐れることは無くなります。

ステアリング操作でも、アンダーやオーバーを簡単に誘発してしまいます。殆んどの人は、アンダーでお悩みのようですが・・・
ここでは上記の、操作スピードと量が大きく関係してきますよ。

ステアリング量が少なくても、操作スピードが早ければたちまちアンダーが出てしまいますし、ステアスピードを慎重に行っても切り込む量が多ければ、アンダーが出ます。
この辺の感覚は、実際に走って覚えるしか方法は無いのですが・・・

練習方法は、徐々にステアスピードを上げて行く方が安全です。
後は、イロイロ経験をつんでください。

アクセルワークは、右足に"全神経"を集中してください。
ただ、アクセルワークを失敗してもアクセルを抜いてやれば減速するので、そんなに難しくはないですよ。

定常円をステアリングで一定で"アクセルのみ"のコントロールで周回してください。
この定常円を左右共、延々とアンダーもオーバーも出さないようにすれば良いと思いますよ。
っあ、ここまでの練習は、個別に1つづつマスターしてくださいね。全部を1度にやろうとすると、時間が掛かってしまいますよ。

最後に・・・
今まで個別に練習してきたことの全てを"一連の操作"で行ってください。

場所は、広場やパイロンコースの方が当然安全です。
ストレートからブレーキング。この時のブレーキングポイントは"ちょっと早いかな?"ってトコです。はじめの踏力は、 ロックさせない程度まで踏み込みます。

減速が終わったらステアリングを切り込むまでの間、弱いペダル操作でブレーキを引きずってください。
ステアリングを切り込む時もブレーキペダルには足を載せていてください。ここでは、"ブレーキペダルの上に足を載せているだけ"で良いです。

ステアリングを切り込んで、ノーズがインに向いてくれるのを待ちます。ここでアセって、舵角を"さらに切り込む"なんてことはしないでください。
ここで舵を切り足すと、アンダーが出てしまいますので"ガマン"してくださいね。

車が曲がりはじめたらブレーキペダルから足を離しアクセルペダルに右足を載せてください。
クリップ付近から、アクセルペダルを踏んで行きます。このとき踏量が多いと、どアンダーになったりコントロール不能なオーバーになるので気を付けてください。

ここからのアクセルワークは、"腫れ物"を触るようなペダルワークじゃないと、危険ですよ。
横Gとタイヤと相談しながらアクセルワークしてくださいね

ウエット路面は、慎重に慎重を重ねて走ってくださいね。
乱暴な運転では車は言う事を聞いてくれませんので注意してくださいね♪




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