トラクション

横に逃がしてませんか?

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巷では、コーナーを誰よりも速く駆け抜ける為には"スライドさせてはダメだ!"と 言われていますが、実際には"速く走る"為にはスライドさせないと不可能です。
スライドと言っても、決して端からは解らない程のスライドです。

端から見れば普通にコーナーを曲がっているように見えても、実は四輪共スライドしているのです。これが本当の"グリップ走行"なのです。
こんな走りを可能にする為には、トラクションを最大限に利用しなければならないのです。

では、トラクションっていったい何者なんでしょう?
トラクションとは、駆動力を路面に"伝達"することです。この伝達を可能にするのも 不可能にするのも、"アクセルワーク"次第なのです。

コーナーリング中に、トラクションを得るには、アクセルを"パーシャル域"でコントロールしなければなりません。
ここで、ガマンできずにアクセルを踏み込んでしまうと、スライドしてしまいトラクションを横に(スライド)逃がしてしまいます。

FFは、もっとシビアでラフなアクセルワークは即、アンダーステアになってしまいます。
え、どうしてかって?

フロントタイヤが駆動している状態で、トラクションを得ようとしたらフロントを浮かさない方が良いのは言うまでもありませんよね?
それなのに、アクセルを必要以上に踏んでしまうと・・・

基本的に、どんな駆動方式でもアクセルを踏めば、微小でも"リヤが沈み、フロントが持ち上がる"のです。
ね?FFは、アクセルを踏めば踏む程、トラクションが逃げて行く方向になってしまうのが解るでしょ?

じゃぁ、リヤ駆動なら大丈夫だね♪」っと思われるでしょうが、そう言うワケにはいきません(^^;
リヤ駆動は、リヤ駆動でラフなアクセルワークをしてしまうと、リヤタイヤが"ブレーク"してしまいます。

ただ、FFよりもアクセルコントロールはラクに行えます。
アクセルを踏めば"自然"にリヤ過重になるので、雑な操作をしない限りトラクションが掛かる方向になるのです。

トラクションは、横方向に掛けるのではなく"縦方向"に掛けて前に進めるように意識して、アクセルコントロールを するように心掛けてください。




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