アンダー＆オーバーも思いのまま？

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コーナーリングを速く駆け抜けようとした時、何も考えずにステアリングを切るよりも "タイヤのグリップ"を感じて走った方が良いですよね？ しかし、ただ闇雲にグリップ力を意識して"間違った タイヤの使い方"をしても、意味がありません。 "タイヤの接地面積はハガキ１枚分"なんてコマーシャルが 昔ありましたが、そのハガキ１枚分の接地面積だけで「アンダーだオーバーだ」と 騒いでいるんですよ(^^; そのわずかな接地面積を有効に使うには、コーナーリング中にタイヤがどういった動きをしているのかを 知っておいた方が良いと思いますよ。 真っ直ぐ走っている時は、タイヤは縦方向・・・つまり前方に100%のグリップ力を使っています。 コーナーに入ると、100%縦方向に使っていたグリップ力を今度は、横方向にもグリップ力を振り分けます。 この時、横方向のグリップ力のパーセントが少なければ"アンダーステア"が 出てしまいます。タイヤのグリップ力は、100%以上の働きは出来ないので縦と横にバランス良く振り分けてやらないと、曲がらなくなったり 曲がり過ぎたりしてしまいます。 当然、リヤタイヤにも同じことが言えます。 例えば、右に曲がろうとした時、横方向に70%縦方向に30%と振り分けることで、車は右に曲がって行きます。 まぁ、実際にはここまで考えて走らなくても良いのですが、知らずに曲がるよりも頭の片隅にあった方が、よりスムーズに 曲がれるでしょう。 コーナーに入る時に一度は上記のタイヤのパーセントを意識しながら曲がってみてください。速いコーナーリングの"ヒント"が見つかるかもしれませんよ。 では、タイヤを上手に使う方法は上記以外にもあるのでしょうか？ それは、"ステアリングで曲がる"・・・そんなあたりまえのことを "忘れて"みてください。 忘れると言っても、本当にステアリングを切らなければ曲がらないので、ステアリングは切ってくださいね(^^; "ステアリングで曲がることを忘れる"と言うことは、舵に頼ることなく、"ブレーキング"や "アクセル"で曲げようとすると、自然にタイヤの接地面積一杯を路面に伝えるようなドライビングに変わります。 気が付けば、舵角は最小限になり"コーナーリングフォース"を最大限に活用できるでしょう。 タイヤの有効接地面積を最大限に活用することは、非常に困難なことです。あたりまえのことですが、路面状況にも影響を受けてしまいます。 しかし、上記のイメージを元にタイヤの接地面を意識していれば、確実にタイヤを使えるようになるでしょう。 何も考えずにアンダーで曲がるよりも、"舵とブレーキ"または"舵とアクセル" で曲がれるようになれば、タイヤを有効に使えるようになりますよ。

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