テールスライド
★パワードリ★

ウエットでは注意しましょう

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パワードリフトは、ドリフトの基本中の基本です。
え?なんでかって?だって、パワードリをする為には、なにはなくともアンダーステアを 出さないようにしなければなりません。それに、スライドを開始する為のアクセルワークと ドリフトを維持する為のアクセルワークを同時に覚えることができます。しかも、サイドドリ のように、車速を上げなくてもドリフトできるということが、最大のポイントです。
しかし、このパワードリはリヤ駆動車限定です。リヤ駆動と言っても、最も簡単にできるのはFR車だけです。
ミッドシップやRR車もできないことはないのですが、タイミングが非常にシビアで、あまり簡単に・・・とは行きません。
L.S.Dも必需品です。これがないと、ツライと思いますよ。パワードリの場合、L.S.Dは機械式でも ビスカスでも構いません。実際、ぶんきちはロードスター(平成2年式)で練習していましたから。もちろんノーマルで・・・

パワードリの場合、よく言われるのが「パワーがないと、できないんじゃないの?」と思われがちですが、少しセッティングを換えることで、非力なパワーの車でもテールスライドを誘発させることが可能になります。
ぶんきちの場合、初期型のロードスター(約120ps)だったので、パワードリをするには少々、パワー不足を感じていました・・・って言うか、雑誌やビデオで "できない"と言われていたので、ムリだと思い込んでいました。
そこで、リヤタイヤをレベルの低いモノ廃タイヤなどで、テールスライドをやり易いようにしました。 リヤタイヤのグリップレベルを下げることで、パワーの無い車でもテールスライドができると考えたのです。

では、パワードリのやり方を説明しましょう。
まずは対象となるコーナーを探しましょう。できれば、コーナーの内側や外側にエスケープゾーンが十分 有る所で行いましょう。スピンしてもアンダーを出しても、大丈夫な所で練習しなければ、失敗するたびに車をクラッシュさせていたのでは、お金も命もいくつあってもたりませんよ。

コーナーに進入する時に、車速は必要ありません。余裕で対処できるスピードで進入します。軽くブレ−キングをして、ステアリングをインに 切り込みます。車が旋回したことを確認したら、アクセルを踏み込んでください。
始めのうちは、極端にテールスライドをさせる為に、アクセルを全開にしてみましょう。タイミングが合っていれば、テールスライドを誘発 させることができると思います。
アンダーステアが出てしまう場合はアクセルを踏み込むタイミングが早過ぎるのだと思います。少しタイミングをずらしてやれば、大丈夫だと 思いますよ。何回も繰り返すことで自分のタイミングを見つけてください。

ここまで読んだ人は、もうお気づきになったと思いますが・・・
そうです。定常円旋回 ★移動旋回★の応用なのです。広場でやっていたことを、道路でやっているだけなのです。

ちょっと違うのは、進入スピードを調整できることと、一歩間違えれば大事故になることです。
進入スピードは、慣れてくれば徐々に速くなって来ますので注意しましょう。
それと、車速が上がって来たら、タイヤのセッティングも換えて行きましょう。車速が上がればリヤのスライドスピードも半端ではありません。自分の レベルが上がって来たと感じたら、タイヤをフロントと同レベルにするか、レベルを若干落とす程度に抑えてください。
普通、テールスライドが起これば、車速も落ちて行くはずなのですが、ローレベルのタイヤでは車速を抑えることができず、テールスライドをしながら、外側に はらんでしまいます。特にウエットでは危険です。

パワースライドは、簡単にできるので練習には最適です。しかし、さらなるレベルアップの為にパワードリに留まることなく次なるステップに進んでください。




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